2026年 4月 / クリーティングは1日にしてならず
    

4月 / April

  
  
2日 / 木曜日  師匠を偲んで──新ブランド『CLEATING』に込めた想いと決意
 
無事に新商品「CLEATING]の発表が出来てホッとしております。

今日の日まで精一杯取り組んできましたが
ここで一度立ち止まり、今は亡き私の師匠「AKIカーウォッシュサービス」の大原さんのことを書きたいと思います。
少し長くなりますが、お付き合いいただけますと嬉しいです。

私が師匠と出会ったのは、2018年のことでした。
当時のエピソードは私が初めて書いたブログで詳しく綴っています。
こちらからご覧ください【2018年11月ブログ】

あれから7年5か月が経ち、昨夏あまりにも突然すぎる別れが訪れました。
いつものように液剤の注文を入れたのですが、いつもならすぐに「谷岡さ~ん!元気でっか~!」とすぐに帰ってくる返事が1週間経ってもありませんでした。

「少しおかしいな...」そんな嫌な胸騒ぎがした数時間後に、あまりにも突然の『訃報』という形で現実のものとなってしまいました。

詳しい状況も分からないまま、ただ『もう師匠に会えない、あの教えを直接聞くことが出来ない』という事実だけが突きつけられました。
ぽっかりと穴が空いた気持ちで、師匠が亡くなったことを妻に伝えたら、師匠と会ったことのない妻が泣いていました。
日頃、私が話す師匠のエピソードを聞いていたのと、やはり師匠の人柄あってのことだと思います。
しばらくこれからどうしてゆくべきか考えました。この仕事を辞めたくないという気持ちでした。
一瞬、他の液剤を仕入れようかと考えましたが、すぐに打ち消しました。

師匠と出会って、師匠の技術と液剤に惚れ込んでこの仕事を始めましたので、
妻と相談して、OEMメーカー様に私が液剤の条件(粘度、仕上がり感、使用感など)を伝え、
さらに基準となる仕上がりを共有するために、僅かに残っていた在庫の液剤を託しました。
単なる代用品ではなく、『これをベースに、私が現場で求めている形にしてほしい』と依頼したのです。
ほとんどのメーカー様に断られてしまいましたが、2社様だけ受諾して頂くことが出来ました。
引き受けてくださったメーカー様には、本当に感謝しております。

納得できる液剤が完成して、容器に関してもボトルの耐溶剤性・耐衝撃性に優れた物をメーカー様からご用意していただけました。
そして、商品ラベルに関しては、妻に協力してもらいデザインなど、二人で相談しながら作り上げることが出来ました。

師匠がこの世を去ってから8ヶ月が経ちました。あっという間なのか?長かったのか?正直どちらでもある気がします。
間違いないのは、もう二度とあの元気な姿も声も聴けないこと。現場での疑問を投げかけて、アドバイスをもらえないこと。
最後のアドバイスはメールでしたが、『どの液剤を使っても、車の状態次第で使い分ける経験と知識を豊富に蓄えることが大事やで』
『継続は力なり!手掛け仕上げは出来映えと保護膜なりやで!』でした。亡くなる1か月前でした。
名言ですね。やるせないですね。でも前を向いてゆきます。


『うちの商品は量販店や一般店には絶対におろさへんで。店員さんには、使い方のコツを教えられへんやろ。』師匠の口癖でした。


商品を購入していただいたお客様からの様々な疑問や使い方に対して適切なアドバイスをするには、私自身の引き出しが大事なのです。
これからも一台でも多く、お客様のお車に触れて感じて自分の技術の引き出しを増やしてゆかなければならないのだということを痛感しています。
今後とも新商品『CLEATING』シリーズをどうぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、亡き師匠の雄姿をご紹介します。





この姿を真似しても出来ないのです(;^_^A
見た目以上に辛い体勢なのです(;^_^A

よく師匠に『谷岡さ~ん!もっと痩せないとアカンで~!』と言われてました((´∀`))

天国にいる師匠アキさんへ・・・『アキさ~ん!僕だいぶ痩せましたけど体が硬くて手も短くて出来ませ~ん!』

師匠・・・ゆっくりおやすみくださいね。現場で迷ったら空を見上げますからアドバイスよろしくお願いします((´∀`))

※画像は生前、師匠がご自身のサイト等で使用されていたものです。
私が惚れ込んだ一番かっこいい姿を皆様にも見ていただきたく、感謝と共に添えさせていただきました。


22日 / 水曜日  8年越しでやっと逢えました! 
 そして、液剤を正しく使う大事さを痛感((´∀`))
 
新商品「CLEATING」シリーズが発売して、もう少しで10日になります。
おかげさまで予想を上回るたくさんのお客様にご購入いただき、本当にありがとうございます!

さて、今日は先月から書きたかったブログを書かせていただきますね。

「谷岡さ~ん、今日セルシオ仕上げに行くけど、けーへんか~?」この声がどうしても浮かんできます。
私が師匠の講習を受けていた頃、師匠に「14年間手掛けているセルシオの状態が最高やねん!一回見に来てや!たまらんで!」
とよくお聞きしていて、いつかこの目で見てこの手で触れて見たいと思っていたお車でした。
ただ、師匠は前もって日にちを伝えてくれるタイプではなく、いつもお誘いは突然でしたので(アキさん、すみません(;^_^A)
なかなかスケジュールが合わずに、いつかいつかと思っているうちに8年が経ってしまい、師匠も旅立ってしまいました。

そんな時に、私のホームぺージで師匠の訃報をお知りになったセルシオのオーナー様から
ご連絡をいただき、先月8年越しでようやくここのお車と会うことが出来たわけです。
桜満開の時期に、オーナー様と待ち合わせをしてお逢いしてきました!





セルシオのピカピカの内窓からの一枚。妻が写りこんですみません(;^_^A

師匠を「大将」とお呼びになるオーナー様は、師匠とはかれこれ30年以上のお付き合いだそうです。
ひとしきり師匠の思い出話やエピソードをお話して、オーナー様が数年前に撮影した師匠の作業風景を
スマホで見せていただきました。その映像にはいまだ私が醸し出すことが出来ない、柔らかくて軽やかで独特な手つきで
窓ガラスを仕上げながら、保護膜の重要性をお話している師匠がいました。ウルウルきちゃいます。

そして、8年越しに逢えた御年22歳、走行距離15万キロのセルシオの状態です。






タイヤ・ホイール共に、隈なくお手入れが行き届いています。
まさに品のある艶感の理想形です
こちらが師匠が絶賛していたヘッドライトです。くすみなど微塵もなくすごい透明度です。グリルも細部までお手入れが行き届いていえ、22年物とは思えない極上の状態をキープしています。
モール部分や、隙間にも保護膜がきちんと作られていて、ドア周りの爪傷は皆無でした。
エンブレムは竹串をうまく使い細部までお手入れが。そして、この窓ガラスの透明感をご覧ください!もちろん内窓もピカピカで、ぜひこのお車で夜の首都高を走りたいものです
((´∀`))
ウッドパネルも、決してウッド調ではない天然の本木目で、とてもしっとりとした艶が出ています。テールレンズもぬかりなく隅々までお手入れされていて、夜になると素晴らしいイルミネーションを灯すとオーナー様が話されていました。
全体の外観は、輪郭がクッキリ際立ち、かつ品のある雰囲気が漂っていました。


あっという間の有意義な時間でしたが、特筆すべき点は、師匠がこのお車を実際に施工していたのは、数年前までで、その後は、オーナー様がセルフケアをしていてこのクオリティをキープしているということです。
お話をお聞きしていると、師匠の伝えた「クリーティングコート」の使い方をきちんと実践されていることがひしひしと伝わってきました。
オーナー様も仰っていましたが、22年間、15万キロも走行していれば、もちろん飛び石などの細かい傷は付いてしまいます。ただ、ずっとガレージに置いているわけではなく、22年間、毎日日常使いをしていてこのクオリティは、凄味さえ感じました。
新車同然などという言葉では表せない、現役で走り倒して、きちんとお手入れをしていなければ醸し出すことのできない私がよく使う「品のある艶感」を体現しているお車だと実感しました。
街中で、同じセルシオに乗られている方から声をかけられることがよくあるというお話もうなずけますね((´∀`))
オーナー様の「このセルシオが可愛くて仕方ありません!」というお言葉がとても印象に残っています。

オーナー様には、先日「CLEATING」シリーズをご購入いただきました!ありがとうございます!
こちらのオーナー様のような、師匠の代からのファンの方々にも「CLEATING」シリーズを気に入って頂けるように、そして正しい使い方を皆様にお伝えしてゆけるように日々精進してゆきます!
セルシオのオーナー様、有意義なお時間をいただき本当にありがとうございました!



25日 / 土曜日  妻は細かい作業が大好き((´∀`))

昨年、師匠から引き継いだお車のお手入れにお伺いしてきました!
画像は、ナンバープレートをお手入れする妻です。

妻は細かい作業が大好きで、お車の隙間やドアの内側を作業すると、やめろと言っても
ず~~~っと作業してます((´∀`))
じぇんじぇん言うことを聞いてくれましぇん(;^_^A

しかし、それだけのことはあるほど、キレイに仕上げます((´∀`))
今回は、特にドア内側のヒンジ部分を「04澄」・タオル・歯ブラシを使って夢中でシャカシャカやっていました!

今回は、妻が仕上げたドアヒンジ周りの仕上がりをご紹介します。
詳細は、「出張愛車仕上げ一覧」からどうぞ!




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